SENSACT公式サイト

面白い最先端の技術を【デバイス視点】で

SENSACT（センサクト）は最先端のインタラクション研究で使われるテクノロジについて語るトークイベントです。 SENSACTはSensorとActuatorを組み合わせた造語です。インタラクション技術の研究分野では、さまざまな目的のために多種多様なセンサ、アクチュエータが使われています。このイベントではそれらを主役とし、【デバイス視点】という新たな切り口でインタラクション研究を俯瞰します。

SENSACTでは毎回１つのセンサ／アクチュエータに焦点をあてます。そのデバイスを使った研究や作品づくりをしているエキスパートが登場し、それを使う上でのツボや魅力について語ります。同じデバイスを違う目的で利用している事例を一堂に集めることによって、センサやアクチュエータについての固定観念を打ち破り、新たな利用可能性の発見へと繋げていこうというのがこのイベントの主旨です。「このデバイスはこんな使い方もあったんだ！」という驚きとともに、センサやアクチュエータについてのより一層の理解と興味を深めていただければと思っています。

橋本直（工学ナビ）

SENSACT Vol.1 「フォトリフレクタ」

記念すべき第１回のテーマは「フォトリフレクタ」です。フォトリフレクタはLEDと光センサが組になったデバイスです。対象物からの反射光を読み取ることによって、さまざまな物理量を計測することができます。フォトリフレクタは実にいろいろなところで使われています。物体の有無や接触状態のセンシングから、指先脈波や皮膚運動などの生体センシングに至るまで、非常に応用の幅が広いのが特徴です。今回はフォトリフレクタの面白い使い方をしている人をゲストとしてお招きし、フォトリフレクタの万能ぶりについて熱く語ります！

ゲストプロフィール

	杉浦裕太慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科メディアデザイン専攻博士課程
フォトリフレクタを用いて家庭における柔軟物、例えばクッションやぬいぐるみ、ソファなどとのインタラクションを計測する方法を紹介します。

	中村裕美明治大学大学院理工学研究科新領域創造専攻博士後期課程
先日発表され、注目をあびつつあるGoogle Glass。ARで表示される情報をもっと使いやすくする一つの手段として、フォトリフレクタで眉間の動きを検知し情報量を制御する方法についてお話します。

	よしだともふみテクノ手芸部
フォトリフレクタを使って影絵を作るやり方を話します。加えて、フォトリフレクタを愛でるやり方を話します。

	安謙太郎慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科メディアデザイン専攻博士課程
フォトリフレクタのかわいさを中心に、Silent Hummingで用いているフォトリフレクタアレイを使ったのどぼとけ位置検出モジュールや、紙に印刷されたグレーコード認識などについてご紹介いたします。

	中妻啓東京大学情報理工学系研究科システム情報学専攻特任研究員
フォトリフレクタを単体でなく複数組み合わせて物の位置やパターン計測に応用するためのコツや工夫を、私たちが開発した手の甲上のタッチ入力を実現するリストバンド型フォトリフレクタセンサの紹介をしながらお話しします。

ビデオアーカイブ

オープニング　（司会：橋本直）		ゲスト１：杉浦裕太さん
ゲスト２：中村裕美さん		ゲスト３：よしだともふみさん
ゲスト４：安謙太郎さん		ゲスト５：中妻啓さん
クロージング＋幻のゲスト６：松村耕平さん

開催情報　【終了しました！たくさんのご参加ありがとうございました！】

日時：2012年4月21日（土）16:00～17:45
会場：明治大学生田キャンパス第二校舎Ａ館４階 A417教室　（交通案内はこちら，会場案内はこちらです）
定員：50～80名ほどを予定　（参加人数を把握するためにATNDでの参加登録にご協力ください）
参加費：無料
懇親会費：1,500円（終了後に同じ会場で懇親会を行います．ぜひご参加ください）
主催：工学ナビ
お問い合わせ：sensact @ kougaku-navi.net
公式Twitter：@SENSACT（ハッシュタグ：#SENSACT）

共催イベント：明治大学宮下研究室５周年記念イベント

今回のSENSACTは、宮下研究室の５周年記念イベントとの共催です。SENSACTの会場の向かいの部屋が会場になっていますので、お越しの際はぜひこちらもあわせてお楽しみください！

2007年に立ち上がった宮下研究室は、皆様に支えられ、このたび5周年を迎えることができました。この節目の時期に研究室の活動を振り返り、今だからこそ公開できる研究室運営の工夫から将来に向けてのビジョンまで、話せる場を企画しました。また、宮下研究室では「ヒューマン・コンテンツインタラクション」のコンセプトのもとに、人間がコンテンツを生み出し、また享受するための新しいメディアを多く開発してまいりました。今回はオープンラボも企画し、「SeekRopes」「不可能立体CG」「サンプリング書道」「スイッチバックカーソル」「ＭＡＥＤＥ」といった過去の研究成果の体験に加え、最新の研究成果にも触れていただくことができます。是非、お気軽にお立ち寄り下さい。

公式ウェブサイト　http://miyashita.com/5thanniversary/
ATND　http://atnd.org/events/27794
Facebook　http://www.facebook.com/events/341012429282010/?context=create
宮下研究室ウェブサイト　http://miyashita.com/