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2014年度 - 日常生活をサポートするカメラアプリケーションを作る

今回のテーマは日常生活です。単に便利という枠にとらわれず、生活を楽しくするものでもOKという条件で画像処理を使ったアプリケーションを作ってもらいました。(橋本 直)

FlashlightController:可視光入力を用いた3次元ポインティングデバイス
齊藤寛人

  

懐中電灯とWEBカメラ(RGBカメラ)を利用した可視光入力によるポインティングデバイス。 2次元座標に加え、マーカーの大きさや位置関係によって奥行き座標やデバイスの向きを計算。 GUIなクリックやドラッグの動作に加え、3座標の移動によるコマンドなどを実装し、空間で奥行き感のある絵を描くことができるペイントツールやデバイスにCGを重ねるARアプリケーションを試作しました。

顔ブロック崩し − 顔認識を用いたゲーム作成
山下景子

     

このシステムは、顔認識により顔画像を取得し、その画像をもとにブロック崩しのゲームを行うものです。お昼時の飲食店、人気商品発売前の店前などなど、日常生活には何かをするために行列に並んで待ち続けなければならない事態になることが多々あります。この待ち時間を潰すためにこのゲームでは、周りにいる人たちを顔認証し、その画像の数だけブロックを生成し続けます。つまり、「周りに人がたくさんいる」=「行列が長く、待ち時間が長い」状況であればあるほどゲームが長い時間持続し、暇つぶしができる仕様となっています。

笑顔カメラ: 作り笑いすることなく笑顔の写真を撮るための手法
金井達巳

  

人物をより良い状態で写そうとするシステムが開発されている。例えば笑顔になった瞬間に自動でシャッターをきるシステムを用いれば、笑顔の被写体を簡単に撮影することができる。しかしこれらのシステムでは被写体は意識して笑顔を作る必要がある。一方プリクラ機などでは目を大きくする、肌を白くする、足を長くするなどの加工を加え被写体を実物よりも美しく見せる機能を搭載しているものがある。本システムではこの発想に着目し、映像をリアルタイムに加工することで被写体が笑顔になっているように見える写真を作成する。

可愛いカメラ
馬玉捷

  

このシステムは顔認識の手法を用いた作ったシステムである。まず、カメラを準備して、人をカメラの中で入って顔のところを認識して、顔の部分だけで可愛い写真と切り替える。